あなたを数百年、鳥取で待っていた木。

雄大なスケールで生きる木の家具を、暮らしに取り入れるだけで、
ただの日常があたたかく色づき、かけがえのない変化が生まれる。
そんな想いで私たちは、何百年もの時を鳥取で生き抜いた
天然木“だけ”を扱っています。すべては、木にとって過酷でしかない
この鳥取の地で、懸命に生き抜いてきた木に、敬意を払うために。
愚直なまでに手作業にこだわることで、その木だけが持つ温もりや
大切な個性を、そっくりそのまま、一枚板テーブルの中に残してみせる。
この信念を貫くことで、平和な時も、大変な時も、あなたを鼓舞し、
あなたと共に育っていくような、一枚板テーブルが作れると信じています。

製造へのこだわり

数十年、一本木に生きてきた職人の技

一般的な一枚板テーブルは、家具だけを取り扱う
家具職人によって作られます。
しかし、私たちの一枚板は、暮らしそのものを取り扱い、
住宅やビルの設計・現場監督を務めてきた、
一級建築士の資格を持つ職人の手によって作られます。

「どうやったら、人と木が気持ちよく暮らせるか。」
50年以上もの間、木のある暮らしそのものを見つめ、
一本気に磨いてきた技を、全ての工程で発揮しています。

見極め、仕入れる

鳥取の厳しい気候を苦労して耐え抜き、独特の個性を育んだ最高の木に出会うために。原木市場では、数万本の木の中から、至高の天然木のみを厳選する必要があります。 伐採された時期を見極め、香りや、太り具合、木の脂肪の付き方など、熟練の職人にしか気づけない微細な違いをひとつずつ丁寧に確認し、それまでの経験すべてを賭けて選び抜く。私たちは、鳥取の林業を支えるために、そうして厳選した鳥取の木を、鳥取の市場で直接、適正価格で仕入れます。中間業者を通さないので、純粋な木の価値を、価格に反映しています。

自然乾燥で、生かす。

私たちは、せっかく職人の技で仕入れた大切な木に、人工乾燥機を使うことはありません。あくまで雨風にさらしながら自然乾燥させることで、木の繊維を生かしたまま商品にできる。 反りや割れも出にくくなり、木の香りや脂分を、自然のままの味わいで、残すことができる。そのために、10年から20年もの期間、根気強く待つことになります。目安となるのは、表面の皮が朽ちるように、自然に剥がれてきたとき。木の無駄な部分が削ぎ落とされていくのを、一本一本、木の種類や樹齢を考慮しながら、職人の目を離さず、じっと見守っているのです。

製材で、個性を生かす。

木の綺麗な面“だけ”を切り取ると、どれも同じようなテーブルになってしまうから。私たちは、家具業界にありがちな、綺麗なだけで、すぐに飽きのくる、退屈なテーブルは作りません。人間に人柄があるように、木にも柄がある。悠久の時を経て木目に現れたネジレやヒビ、雷に打たれた痕すらも、個性と捉え、デザインに取り入れ、味わいに変えています。高価なものだからこそ、長く使いたくなるものを。長年、設計士として培った経験を生かして、実際に使われるシーンを思い浮かべながらの木取りと、小口を見せないカッティングを心がけています。

手仕事で、仕上げる。

すべては、自然界が生んだ曲線を、自然なかたちで生かすために。私たちは、大工の手による、4回以上の研磨と、丁寧なやすりがけ、精密な糸面取り仕上げにこだわっています。機械だけで仕上げると、どうしても、機械による人口の曲線が組み合わさり、不自然な製品になってしまう。 どこまで、手仕事での仕上げに、こだわるか。それは、必ずお客様に伝わります。触れた時の手触りや、使いやすさに、正直に現れてくるのです。 私たちが、天然由来のオイルのみを仕上げに使うのも、同じ理由です。そうすることで、木自身も脂分を出し、独特のテカリが生まれ、木の温かみや質感が感じられる仕上がりになるのです。